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リズと青い鳥のngのレビュー・感想・評価

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
5.0
【2022/10/21】
彼女たちの一つひとつの動作や呼吸から微かな感情の動きを読み取れる演出、
カット割や表現の仕方が繊細で、まるで絵本を観ているよう。
ゆっくりと、静かに話が進むのに全然退屈しなかった。すごい。

自分がそういう世界と殆ど無縁だったからか「女の子」特に女子高校生同士の近すぎる距離感や共依存的な部分が怖くもあると同時に美しいと感じてしまう。

"ずっと一緒"なんてそんなもの、一時の魔法みたいなもんなんだよ。
誰しもがリズにもなって、青い鳥にもなるんだ。

解放されたように、羽ばたくように、青い鳥になって演奏したみぞれのオーボエに感動して泣いてしまった。
そしてみぞれとのぞみが大好きのハグをするシーンで涙が溢れた。
大好きのハグってなに?誰が考えたの?
ほんと素晴らしい。笑

あと教室の机や椅子が揃っていないところまで細かく描かれているのが良かった。
あがた祭り行きたい。
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