怖くなるほどリアルな感情表現。これに尽きると思ってます。
目の動き、弄ぶ足、髪を梳く仕草、ぼかす所ピントを合わせる所、環境音、天気もイベントも見せ方も、当たり前かもだけど全部彼女二人の感情を表してるんですよね……
初めて映画館で視聴した時の緊張感は忘れられません。
のぞみとみぞれ、二人のどうしようもなく「噛み合ってない感」はとっっってもリアルで、現実に生きる僕らの友人関係にも当てはまり、「完璧に噛み合ってる」関係というのはないと思います。(少なくとも僕には)
そんなことは当たり前で、それでも僕たちは相手も想って行動して、言葉を選んで笑い合います。
関係が近ければ近いほど笑うだけでなく、泣かせることも怒らせること呆れさせること本当に本当にあります。
映画の中で、「噛み合ってない」二人が「完璧に噛み合って」終わったりはしません
でもこの二人ならこの先も、多分大丈夫なんじゃないかなと漠然と思わせてくれます。これってかなり幸せで、ハッピーエンドです。