Anne

あの頃、君を追いかけたのAnneのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)
4.0
「アイドル映画」だなんて言えない、素晴らしい映画だ。

クロースアップがとても充実した映画で、齋藤飛鳥のうつくしい容姿を存分に映すだけでなく、他の登場人物や静物もそういう映し方をしており、統一感があって好ましい。全体的に昼の光・みどり×人物が多用されていて清潔感に溢れている。わたしもあのボケ感が出るf=0〜1代のレンズが欲しいな、と。

脚本に関しては、最初から全員のキャラがモノローグにより固定されていたのが少しさみしくて、特に飛鳥は乃木坂だから深窓の令嬢なのか? と疑問を持った。お嬢様キャラはあんまりすきではないけど、上品な女の子はだいすきなので、白と水色の細いストライプワンピース姿のあしゅには嘆息した。ファンサービスとしてのねこみみの飛鳥も可愛すぎて悶絶した。

印象的なのは真愛の部屋のシーンの構図で、私たちがミス青学PVで撮ったときと似ていた。さり気なく映った花器の花が両者ともダリアだった。わたしのはオレンジで、こちらは赤で。前者はワレモコウ、後者はかすみ草が添えられていたかな? エンドロールから流派が池坊だということがわかったよ。

いい映画体験だったな。

さて、これを読んだあなたは、誰を追いかけていましたか?
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