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目撃者 闇の中の瞳のRのネタバレレビュー・内容・結末

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2017年の台湾の作品。

監督は「The Soul:繋がれる魂」のチェン・ウェイハオ。

あらすじ

2007年、新聞社の見習いのシャオチー(カイザー・チュアン「アメリカから来た少女/アメリカン・ガール」)はある夜、当て逃げ事件を目撃する。事故から9年後、花形記者となったシャオチーは購入してまもない高級中古車をぶつけて修理に出したところ、その車はかつての9年前に起きた事故の被害者が乗っていた車だったことが発覚する。そのことがきっかけとなって事件を調べるシャオチーだったのだが…。

映画YouTubeチャンネル「タイラー」チャンネルでタイラーさんが紹介されててずっと気になってようやくU-NEXTにて鑑賞。

うーん、微妙でした。

お話はあらすじの通り、かつて自身が目撃した事故の事故車が自身が購入した中古車だったことから主人公がその真相を探るストーリーとなっているんだけど、まず主人公シャオチーを演じたカイザー・チュアン(名前もすっげー)という俳優がなんかスッゲェギラギラしてる笑。

なんだろう、日本で言うと「鎧武」の佐野岳と東幹久を足して2で割ったようなギラギラっぷりでもう観ているだけでなんかお腹いっぱい笑。

で、お話はその真相を探りつつ、片思いの上司や友人、憧れの人云々の隠された過去なんかが明らかになる、いわゆる「どんでん返し」系の作品なんだけど、なんか過去パートが後半に進むにつれて「どんでん返し」に次ぐ「どんでん返し」のドカ盛りで「実はこうでしたー」的に明らかになっていくんだけど、まぁでしょうねーってインパクトも薄めだし、向こうの名前も馴染みない分、あれ?誰がそれであれなんだっけ?とちゃんとストーリーを追っていないとそこまで複雑なストーリーではないのに置いてかれる。

特にキーパーソンの時系列。髪型を変えたりしてるんだけど、なんかわかりづらい。

加えて、ラストも「衝撃の結末!」って感じでゴア的な要素もあるにはあるんだけどインパクトとしては薄めというか個人的にハードルを高く見積もり過ぎていた分、ちょっと肩透かしだったかなぁ。

ただ、全編に漂う「不気味さ」は良かったし、とくにラストのシャオチーが回想を交えて淡々と語る「怖い話」の後の不気味な笑顔が格別だった。あれだけでも観た価値はあるかも。
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