逆だったかもしれねぇ…
ドウェインジョンソン氏のレスリング愛が詰め込まれた筋肉的一本。
筋金入りの運動音痴と名高い私はレスリングはおろか、前転すら碌にできません。ですので、格闘技の教養とはてんでご縁のない人生を辿ってきました。しかしながら、今作からレスリングの鮮烈なエンタメ性を読み取ることができて、色々と認識を改めさせられました。
ドキュメンタリーから着想を得たという話の通り、構成は映画よりもドキュメンタリーにかなり近い作品という印象です。しかし、ドキュメンタリー形式特有の浮き沈みの強さが、そこまで鼻につくことはなくバランスも丁度良いです。
そして兄妹愛……くぅ、私はなぜこうも兄弟モノに弱いのか。もう、兄弟というだけで許せてしまう昨今。
スコアがちいと低めなのは、アメリカンギャグがやたら煙たかったという超難癖がましい理由であります。万人向け、我が物顔でジャケットに陣取っているがドウェインジョンソンの出番は少ないぞ!注意されたし