このレビューはネタバレを含みます
ファイティングファミリー感想
シンプルな王道スポ根物だった。
プロレス物なのにプロレスの試合のシーンが少ないのは意外だったが。
「ダンガル」みたいにケレン味ある試合シーンも期待してたんだけどそこは肩透かしだった。
プロレスはあんまり詳しくないんだけども髪のあるロック様は久しぶりに見て感慨深くなった。
お話としてはシンプルなんだけど見てて主人公のペイジよりもザックやセックステープに感情移入して見てた。
ペイジの対比となる存在のザックとその未来図のセックステープの描写は見てて思わず応援したくなる。
最後の試合の電話でのペイジとのやりとりと出所したロイとのベンチでの会話シーンが特に好き、「ああ、葛藤を乗り越えたんだな」って感じで。
セックステープとロック様とのバディ感も良い。
あと気になったのはトライアウトを終えて成長したペイジの成長ぶりを感じさせるシーンが無くて最後の試合が急に出てきた感が凄いこと。
ノンフィクション物とはいえ練習試合を挟むとか中盤の口の悪い観客に言い返すシーン入れるとかそういう成長を感じさせる描写が欲しかった。