OSHO

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢのOSHOのレビュー・感想・評価

2.8
夫が自分の小遣い分を差し引いて、妻に給料袋を渡すなんて何十年ぶりに見た。
海外出張するような大会社で、給料袋なんて何十年も前になくなっているから…

2018年の映画。
1931年生まれの山田洋次監督にとって87歳のときの作品。
87歳の人が、自ら脚本を書き、監督まですることが、素晴らしいと称えるのか、
時代錯誤と批判するのか…

セリフと行動のすべてが時代遅れ。
87歳の監督の力作だから批判したくないけど、私はダメでした。

この手の映画は、お年寄り役の橋爪功さんと吉行和子さんが昭和のままで、それ以外の人たちを現代人に設定して、昭和人と現代人のギャップを楽しませるものじゃないの?
そして、昭和のころに比べて、現代人の方が本当に幸せなのかを考えさせるものじゃないの?

(主要キャストのなかで一番若いだろう)蒼井優さんまで昭和人にしたら、面白味のない映画になってしまうだけだから。

時代遅れの脚本と演出を、そつなく演じる蒼井優さんも、なんだかイライラしてきた映画でした^^;
OSHO

OSHO