衣装とかセットとか音楽とか人間とかがいとおしくなる映画ではあった。普通それなら他がダメでも目をつぶれるけど、今回は別。
メチャクチャすぎるストーリーはまだいいとして、ぶれまくったり左右回転しまくるカメラアングルに酔って酔って内容に集中できないまま終わってしまった。映画自体に関係ないけど、映画館の設定音量が低すぎて、阿部サダヲの爆音シーンが殺されてたのにも終止怒りが収まらなかった。
しかし…。しかし、コンセプトは面白そうだった。ヒロインの現代若者チックなキャラも燃え上がりきれないって問題設定もすごくよかった。「ロッカーの一番の敵はWikipediaかもな」とか「いいんです。全ては勘違いなんです」とかって光るセリフも多かった。
5点満点で4点以上つけたい自分と2点にしてしまいたい自分にまだ折り合いがつけられないので、点数はまだ未評価で。