ながい

ハングマンズ・ノットのながいのレビュー・感想・評価

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)
3.0
「理不尽な暴力」を描きたかったんだと思うけど、それにしても気持ち悪すぎる。

⚠️未成年女性へのえぐい暴力描写がある(誘拐、レイプ、暴行、麻薬の投薬、暴言によって尊厳を傷つける、付きまとい、盗撮、部屋への不法侵入、殺害、死体損壊、死者の尊厳を傷つける行為、またレイプを止めようとした人への暴行と極めて残虐な方法での殺害)
⚠️理不尽な暴力のメタファーとして3.11東日本大震災への言及がある。ただし、震災で被害にあった方々を、悪人に理不尽に蹂躙され殺されたキャラクターに重ねて描いている。また、3.11のボランティア団体を悪意を持って描いている(作中ボランティア団体自体の善し悪しはあれど)。

ただし、暴行や女性への性加害そのものを娯楽として消費するまなざしはなく、あくまでも許しがたい悪として描いてはいる。


倉庫シーンは、悪党共が結局自分より弱いものにしか強く出られなかった卑怯者だとよく分かるし、それに対して柴田は全方向に対して理不尽なのが上手いと思った。

悪党兄弟にも苦しんで死んでほしかった。
自分たちがしてきた理不尽さを自分が受ける立場になって、絶望して死ぬとかがよかったなあ。

いやでもキモすぎ。