だびー

予兆 散歩する侵略者 劇場版のだびーのレビュー・感想・評価

4.1
予兆、と言いつつも、個人的にはこちらの方が面白かった。90年代あたりの黒沢清が好きな人は堪らないのではないだろうか。終末世界、人間という生き物の卑小さ、『散歩する侵略者』ではポジティブに描かれていた愛という概念への痛烈な皮肉。そして『散歩〜』にはあった人類の救済が今作にはない!『予兆〜』と『散歩〜』はコインの表と裏というか、あり得た2つの結末なのだろうか。2本合わせて見ましょう。人類という生き物をどう判断するかは、その後でいい。
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