予兆 散歩する侵略者 劇場版の作品情報・感想・評価

予兆 散歩する侵略者 劇場版2017年製作の映画)

上映日:2017年11月11日

製作国:

上映時間:140分

あらすじ

山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。 帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱…

山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。 帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。

「予兆 散歩する侵略者 劇場版」に投稿された感想・評価

Kyoka

Kyokaの感想・評価

-
東出昌大がはまり役すぎる。ほんと人に非る役似合うなぁ。
夏帆の役が強すぎて頼もしかった。
染谷将太は寄生獣を彷彿とさせられましたが、唯一無二の空気感、さり気なさがやっぱり凄い。
Us

Usの感想・評価

4.4
諏訪太郎も大杉漣もみれて嬉しい
断然こっちの方が好き
山岡

山岡の感想・評価

4.0
テレビドラマでの視聴を想定して作られたからか、通常の黒沢映画よりもドラマのうねりがふんだんに盛り込まれており、長時間飽きずに鑑賞することができた。そういった意味では『散歩する侵略者』よりも分かりやすい映画といえるかも。

とはいえ、単なるアクション映画には収まっておらず。十八番のカーテンや風、光、影を使った演出を全編にわたって展開し、ホラー映画としての側面も際立っている…。


黒沢映画の中でも最も幼い夫婦を演じた夏帆・染谷将太は、未熟かつ不安定ながらも確固とした2人の絆を上手く表現していた…。
一方、全ての観客の記憶に深く印象を残したのが、第3の主人公 東出昌大。他作品では、ビジュアル的に圧倒的な存在感に魅了されつつも、モタっとした雰囲気が気になっていたのだが、今回『地獄の警備員』の松重豊を思わせる怪演を見せ、この映画最大のフックになっていたと思う。

本編よりイイ!とは言えないが…『散歩する侵略者』を観た人は絶対にチェックすべき一本。
宇宙人が地球を侵略するSF映画はたくさんあるけど、人の中の概念を奪っていくという設定は斬新で面白い。物理的な支配による恐怖に劣らず、心の支配というものは本当に恐ろしい。そんな恐怖を感じる一方で、宇宙人に乗っ取られた東出くんや松田龍平(「散歩する侵略者」)の言動がたまに面白くて笑ってしまうシーンがまた絶妙。

中盤まではそれで楽しめるが、「散歩する侵略者」もこの「予兆」も個人的には救いようのないラストを見せられたようで、後味がなんとなく悪い。

しかし、こんな他にない世界観を表現できる黒澤監督は素晴らしいと思う。
JIN

JINの感想・評価

3.7
『散歩する侵略者』のスピンオフということで、本編でちょろっとしか出てこなかったのに物凄い違和感を放っていた東出昌大演じる真壁の侵略話。
それに絡むのが山際夫婦(夏帆&染谷将太)。
染谷&東出は寄生獣のデジャヴーか?(笑)
WOWOWの全5話のドラマを再編集したものなんで、映画的なスケールは無かったね。
とにかく東出君の怪演が際立っていて、ほんまに寄生獣の時を思い出す。
そして染谷君の右腕の痛がり方がめっちゃ上手すぎて観ていてもしんどかった。
ミギーが出てきそうな勢いで(笑)

本編はけっこうエンタメしてたのに、こちらはSFホラー色が強かったかな。
同じように違和感から進行して行くにしても、それぞれキャラが違えば随分趣が変わるという面白さがあった。
ただ本編で神父だった真壁がこちらでは外科医で、何でシンクロしてなかったのかが意味不明。
そこまでちゃんと納得させてくれよ。
本編とももっと上手い事絡ませれば良かったのに勿体ない。
小一郎

小一郎の感想・評価

3.8
『散歩する侵略者』のスピンオフとして制作され、WOWOWで放送&ネット配信された全5話のドラマをまとめた「劇場版」。

内容は人間が悪魔に立ち向かう、わかりやすくエンターテインメント。人間の概念を奪う侵略者の宇宙人・新任外科医の真壁司郎(東出昌大)は悪。真鍋と同じ病院で働く山際辰雄(染谷将太)は悪に渋々従う弱者。辰雄の妻の山際悦子(夏帆)は、地球人の中で侵略者と唯一対抗できる強者。

ただひたすら悪の雰囲気漂う侵略者と、愛する夫を助け、普段通りの生活に戻りたいだけの悦子が対決する。ところが決して前のようには戻らないのが黒沢清監督の作風。その先の“廃墟”を「予兆」させるかのようなラスト、という感じなのかな。

初日舞台挨拶付きで見たけれど、ドラマ制作当初から「映画にしよう」と意気込んで撮影していたとのこと。そのせいか、陰影の使い方とか映像が美しい。黒沢監督は「3人の演技がとにかく凄かったと伝えて欲しい」と話していたけれど、確かに役者の演技が頼みの物語だったかと。

●物語(50%×3.5):1.75
・わかりやすいけれど余韻は残す、みたいな。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・緊張感の途切れない演技、ということかしら。

●画、音、音楽(20%×4.0):0.80
・雰囲気はしっかり黒沢清監督作品。
サ

サの感想・評価

5.0
本編が愛の話ならばスピンオフは恐怖の話。人間を突き動かす概念は愛だけではない。本編が描かなかった"恐怖"、それを補完したのが本作で、対になっていると感じました。

東出君の持つ端正なフォルムからのぎこちない所作、それが醸し出す浮世離れした気持ち悪さはホントに最高(特に首の動き!)。

調子に乗っていたら主導権がいつの間にか奪われていたり、気づかぬうちに罪で自分の心が蝕まれていったり、宇宙人の存在に内側を侵食されるような怖さは、本編にはない怖さでした。劇場ですべりこみで見られてよかった。
Iri17

Iri17の感想・評価

4.0
こちらのスピンオフの方が本編より、ホラーテイストが強く、黒沢清的な映画だった。東出昌大は今までで1番のはまり役だと思う。完全に目がイっちゃってて、最近の邦画でここまで素晴らしいヴィランがいたかなと考えてしまう。

ただ、残念なのは本編との繋がりが殆どないところ。同じ世界観の別の話と捉えた方がいい。個人的にもう少し本編と絡めて欲しかったというか、予兆という題名だから前日譚になるかと思っていたので残念。

正直、好き嫌いで言えば本編より好きです。
MAAI

MAAIの感想・評価

4.3
滅茶苦茶、面白い。自分は断然『予兆』派。黒沢清版『吸血鬼』。東出が最高の吸血鬼。
Be

Beの感想・評価

3.8
もう本当にこの手の東出さんは狂気じみてて最高ですね。
話は不気味な寄生獣っぽかったけれどとても見ごたえがあった。
>|