はぐみ

マスカレード・ホテルのはぐみのネタバレレビュー・内容・結末

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

働く奴隷を「素晴らしい……」と言うストーリー。ミステリーの部分もお粗末だし、現実の世界で頑張っているホテルマンや刑事へのリスペクトも感じられない映画でした。

バディもので職業ものなら、もっと別の話に出来たのに。
例えば、「謝る機械のホテルマン」と「権力を振りかざす横柄な刑事」が事件を通して「悪質なクレーマーにNOと言えるホテルマン」と「仕事をスムーズに進めるために物腰を柔らかくすることができる刑事」になる話とか。
とにかく「お客様は神様」の時代ではなくなり、また、なくなるべきこの令和に、この映画のホテルマンの思考回路は恐ろしすぎる。現実のホテルマンの仕事はそうなのかもしれませんが、「お客様がルールをつくる世界で頑張る人」を賛美するかのようなストーリーに感じられ、反論したくなりました。

映像も豪華さはなく、フロントや客室が映るだけ。豪華な料理を映すなど、一流のホテルであるという描写は映像からは伝わってこない。
映像に高級感がないというか。

好きな演者が何人か出ていたので、1点はその点です。好きな演者を観ることができたのは良かったです。
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