地上波で初観賞。
ミステリーは好きだけど推理は苦手なので、ほぼほぼ予想を外しながら楽しみました。笑
出演者の豪華さからコンフィデンスマンっぽさを感じた。
こういう豪華な作品って、有名人の名前任せな感じもするけど嫌いじゃないです。
寧ろ知り合いが沢山出てるみたいな感覚になるのは面白いし、よく知る役者だからこそ誰が誰だっけ？とならずストーリーに入り込める。
長澤まさみが苦手な私ですが
前半、意外に今回の長澤まさみ良いんじゃない？と思った。("ホテルマン"という役の性格が似合う)
木村拓哉も、この人の人間性は面白いなと思うので
二人の掛け合いが結構すんなり入れました。
ただ、物語が進むにつれて完全なハマリ役ではない気がしてきた。
…というか、役の立ち位置がボヤけていてキャラクターが弱く感じた。
ホテルマン山岸は真人間なのか。
天然なのか空回りキャラなのか、自分の世界を押し付けてくる嫌なやつなのか
熱血タイプなのか、ただ真面目なのか。
刑事新田は問題児なのか。
出来るヤツとして一目置かれているのか。山岸をどのくらい毛嫌いするのか、どこから信用するのか。
山岸のプロ意識に感化され、変化していく様を描けてはいたが、弱く感じた。
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」は良かったし、最後の長澤まさみの笑顔も可愛くて良かったので
そんなに悪い作品では無かったと思うのだが、尺の長さ的にドラマ向きの作品だったのかもしれない。観たいシーンもサクサク進んでしまった印象。
(潜入捜査の内容的にドラマの長さでやるのは不自然なのかもしれないが。)
サクサク感が出た原因は演出・カメラワークにもあると思う。
カメラワークは流石に煩く感じた。
(エンタメ感を出すという点では良いのだが…)
主演二人はどっち付かずの微妙な芝居をしているので、そこに合わせるならどっしり構えた画で良かったと思うし
このカメラワークを使いたいなら、もっと分かりやすい芝居(コメディとか)にした方がしっくり来た気がする。
そして伏線になかなか気づけず、楽しんでいた私でも
最後の伏線はどんだけ張るんだと思ったくらい、分からせすぎ…苦笑
もう少しスマートに、後で見返したら確かにずっと映ってたねと分かるくらいで良いと思う。
ラストの次回作を思わせる部分はとても華やかで映像的に良かったと思うので、
次回『マスカレード・ナイト』は豪華さで言えば期待出来ると思う。
あとは新田と山岸の関係が進展すれば面白いけど、どうだろうか？現実では2人は相性悪そうな感じもした。(失礼)
最後に…(※ネタバレ注意)
近くで連続殺人が起こっていて、刑事は皆そちらに気を取られているとはいえ、注射で殺してしまったら関連性が出てしまうのでは？と思った。
プレゼントのシャンパン？にも針で開けた穴があったんでしょ？
折角なら自殺か事故に見せかければ良かったのに…。
あの展開にならなくても後々逮捕されてたんだろうなと思った。
