もっち

マスカレード・ホテルのもっちのネタバレレビュー・内容・結末

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

感想

「ホテルに来る人はお客様という仮面を被っている
ホテルマンはその内側を覗こうとは決してしない
ただホテルマンとしてホテルのサービスを提供するだけ」
なるほど、タイトルのマスカレードというのはここから来ているのかと納得しました。(セリフはやや違う気がします)
宿泊客たちのを紐解いていくと、事件への伏線などが散りばめられていて、ここで繋がるのか!と何度か思わされました。
キャストが本当に豪華で、ホテルも本当に綺麗な内装です。ロケ地はロイヤルパークホテル東京というホテルらしいです。素敵なホテルだったので一度は行ってみたいです。
すでに起きてしまった3つの事件の内の1つを掘り下げていくんですが、被害者以外は顔も出てこないので登場人物が突然増えて混乱し、最終的に長倉のお腹の子の父親に当たる人物がすでに殺されているという内容も、何やら分からないけどすでに起きた3つの事件の内のどれかで殺害されたんだなと流していたら、すでに起きている3つの殺人事件とこれから起ころうとしている殺人事件とは全く別の話らしいと気付き、更に混乱しました。原作を読んで予習しておくべきだったかもしれません。
原作の小説も気になりますが、友情出演で明石家さんまさんが出ていると書いてあり、一体どこに出ていたのか、、、全く気付きませんでした。とりあえず探すために後日もう一度見ようと思います。
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内容(自分の振り返り用にストーリーをほぼ全部書いているものです)

原作は東野圭吾 作の小説。
刑事の新田を木村拓哉、ホテルのフロント山岸を長澤まさみが演じる。
東京都内で3つの殺人事件が起き、全ての事件に犯人からのメモが残されていた。メモには、次の殺人事件の犯行現場のヒントとなる数字が書いてあった。それによると、次の殺人事件は、ホテルコルテシア東京で起きるであろうことが分かった。
刑事たちは、事件を未然に防ぐためにホテルマンとして潜入捜査をすることになった。新田はフロント係に任命され、フロントで働く山岸に指導してもらう事になる。
ホテルには様々なお客様がやってくる。
単純に家族で宿泊するだけではなく、ストーカーから身を隠すためにやって来たり、世間の目に触れないように逢い引きをしたり、ホテルで結婚式をあげるために打ち合わせをしたりなど、様々な理由がある。
山岸は、新田に「ホテルマンは決してお客様の部屋番号を他人に教えたりしてはいけない」と教える。
もし宿泊客ではない人に宿泊客の居場所を聞かれたら、「ホテルには宿泊していない」と答えると、大抵は引き下がるのだと話す。
しかし過去に、男性の宿泊客のことをストーカーしている女性が、男性がどこの部屋に泊まっているのかフロントで聞き出そうとしてきたため、普段と同様に「その人は宿泊していない」と言うと、「彼からこのホテルを予約すると聞いている」と言われてしまう。山岸は「確かに予約は入っていたが、直前でキャンセルしたようだ」と嘘をつく。それでも納得出来なかった女性は「私もホテルに泊まる」と言います。山岸は「本日は満室です」と跳ね除け、宿泊客のプライバシーを守ったと話す。
終盤この女性(長倉)は変装してホテルに宿泊しにやってくる。部屋案内をした山岸を拘束し、前回来た時に男性のことを尋ねた時、知らないふりをされ、嘘までつかれたと話す。
当時長倉は男性の子供を妊娠しており、責任を取ってもらうために男性を追ってきたが、男性に会うこともホテルに泊まることも出来なかったため、寒い雨の中、外で朝まで男性を待っていた。
朝になり、ホテルから出てきた男性を見つけて近寄ろうとしたが、長倉は激しいお腹の痛みで倒れ、目覚めた時には病院にいて、子供を流産してしまう。
長倉はお腹の子の父親と山岸を恨み、2人を殺害しようと計画を立てる。
ただ2人を殺害してはバレてしまうと考え、闇サイトで殺害したい人がいる人達を集め、集った人それぞれの殺害現場に数字のメモを残すことで警察にそれらの事件を関連付けて考えさせようと企んだ。
すぐ自分に結びついてしまうであろう、お腹の子の父親を殺害した時は、数字のメモを残すという手法は使わず、全く別の単独の事件として警察を撹乱させた。
裏で捜査を進めていた新田は、長倉のことを突き止め、現在客室で接客をしている山岸が危ないと慌て、長倉の宿泊部屋を探しに行く。山岸を殺害しようとしている長倉を殺人未遂で現行犯逮捕し、山岸を救ったのだった。
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