信念を貫けなかった男の悲劇を描いているのだが、どうもスッキリしない作品だ。
でもつまらないわけではない。
主演デンゼルのキャラの作り方や演技が素晴らしく、そこに焦点を当てて観れば楽しめる。
ストーリーが納得できない。信念を捨て金目当てで法を犯し、改心して自首しようとしたところで撃たれてしまうのだが、これの教訓は?何が言いたいのだろう。一回しくじったら終わりってことか?
急に良い人になったコリンが意思を継ぐみたいなラストだがこれも取って付けたようで今ひとつ。社会派ドラマにしては底が浅すぎる作品だ。