このレビューはネタバレを含みます
U-NEXTにて鑑賞。
この映画に関して、評価スコアをつけると言う事に何処か抵抗がある為、敢えて星はつけません。
人々と街を救う為、未曽有の山火事に僅か20人で勇敢に立ち向かったグラニットマウンテンホットショットの男達を描いた作品。終盤の悲痛なシーンが脳裏に焼き付いて離れない。それまでに描かれた家族との笑顔と愛が溢れる場面が余計に悲しみを増幅させる。そして、唯一の生還者マクドナウも、彼の心情を考えると胸が詰まる思いだったけれど、死ぬべきだった人間等言わずもがな誰一人としていない。彼もまた命を懸けて戦い抜いた勇者の一人なのだから。彼等の働きがなければ、街を救うことは出来なかった。正にヒーロー。尊敬と言いたいけれど、それすらも陳腐に感じてしまう。
余りに悲劇的な結末に、暫く実話だと信じたくなかった。こんな実話があって溜まる物かと。しかし、この映画は沢山の事を私達に教えてくれる。勇気、家族の愛、仲間達の絆、自然の驚異を知る事。どれも生きる上で大切な事だ、と。
