もとしょん

オンリー・ザ・ブレイブのもとしょんのレビュー・感想・評価

4.1
「最近見た中で一番衝撃を受けた映画は?」って聞かれたから、あと3年くらいはこの映画の名前出しそう。

山火事の消防士という日本では殆ど縁のない職種ではあるけれど、大切な家族がいて、家族のような仲間がいて、それを支えていくための日々の喜びがあって…
日常に生きる自分たちとなんら変わらない姿で描かれていたことで、とても親近感を覚える。

山の木々を一瞬で灰にしていく火のごとく、走馬灯などない容赦のない描写。日々訓練を積んで、最善を尽くされた行動の上でのあのラスト。
登場人物が死んだときやセリフや回想の副次的な要素で泣いた作品は山ほどあるけど、純粋に哀しくて泣いたのはこの作品が初めてかもしれない。