自然発生した災害から人類を守るために、犠牲にしなければならないものがある。
綺麗な景色を作る草木、そして時には理想的な家庭も。
私達は最前線で災害と向き合う人々がいることを知らなければいけない。
2013年にアリゾナ州（アメリカ）で発生したヤーネルヒル火災に対しての実話作品。
当時、翻訳されたもの・翻訳されていないものを含めて多くの記事を読んで事実と対面していた記憶があります。
作られた結末ではなく、現実として起こったことの結末を知っていながら観ることはそれなりに心構えは必要だと思ったのですが、抵抗はありませんでした。
これは当事者では無い自分の目線がそうさせることなのでしょう。
辛い気持ちになる方もいると思いますが、現実を知るために観るべき作品かもしれません。
ストーリーにあれこれ言うような作品ではないのですが、一作品として個人的に評価が高くなったポイントとして、決して大袈裟ではない自然発火の描写は圧巻であり、恐ろしいながらも美しさを感じてしまったほどです。
久しぶりに芸術美を強く感じられたものが観れたなと思いました。
