マ・ドンソクの、これほど強面なのに笑えるキャラや人情味あふれる一面を作り出せるポテンシャルは唯一無二だよね。
そして、韓国の俳優は上半身がポッチャリでも腰が高く足が長くて、下半身がスマートなのに驚く。ソン・ガンホもそうだし日本人との違いを感じる。
だから機敏な動きや乱闘シーンもサマになってカッコいい。
観た作品が増えてきたので、出演俳優の既視感が多くて、そのイメージの幅広さにも感心する。
『エクストリーム・ジョブ』のチキン料理のうまい警官が、心底悪人みたいな顔になり、『トガニ』の少年役のこの子は相変わらず切なくうまい。
中国系暴力団の殺し方がエグすぎて、構える間もなく衝撃を食らう。
最後に、前線を抜けた刑事が非番であるのに、たまらず犯人を追うシーンは感動的でドキドキ。このために前半の伏線があったのだと気づく。