Sinamon

娼年のSinamonのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
3.3
無気力に毎日を過ごす大学生のリョウは男娼となり、セックスを通じて満たされぬ女性客たちの抑圧された心を開放し、彼自身もまた女性たちとの交わりを通して人間的に成長していくと言うストーリーです。

松坂桃李さんがとにかく身体を張った映画で男娼になってからのリョウ役を見事にこなしていて、男の方を買う女性側にもその人だけの理由や人生があって、その中でひとりひとりに寄り添うことの大変さや大切さが伝わる映画でした。
リョウが寄り添ってくれることで救われる気持ちになる女性達を観ているとこの映画の奥深さを知る事が出来ました。

少しネタバレになってしまうのですが、静香の肩を借りながら泣くシーン、ある女性がリョウを買い泣きながらセックスするシーンでは涙が出ました😢

半分以上がセックスシーンで描写もかなり生々しいのですが、松坂桃李さんの本気度がどしどし伝わってきて俳優さんて凄いな~全部曝け出していて松坂桃李さんの役者魂に圧倒されました👏

松坂桃李さんがセクシーでそしてカッコよく、涙も凄く綺麗でこの役は松坂桃李さんだから違和感が無くていやらしいだけの映画にならなかったんだと思いました。

相手役の女優さん達も見た事が多い女優さんで皆さん身体を張って頑張られている映画だと思いました。

松坂桃李さんの体当たりの演技が凄いので一見の価値有りだと思います。
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