神奈川健一

娼年の神奈川健一のレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
4.0
女性向けに性的サービスを提供する世界に足を踏み入れた青年が、他人の秘められた欲望の深さと広さに衝撃を受けつつも、それを受け入れていく物語。とにかく肌色率が高いので、好きな人と苦手な人が分かれそうです(笑)。

松坂 桃李のウブだけど芯のある演技が見どころですね。あと、東京のいろいろな場所が、退廃的でありつつも品のある形で撮影されていたのが良かったです。

テーマは多様性の受容。主人公が流されがちなので、そこまで強く主張を感じなかったけど、ラストが明るい形だったのでよかったです。