茶番

娼年の茶番のネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

松坂桃李のケツ、ほくろがあることが判明
静香さんの家何?スタジオ?ばかでかいな
いや、これ、一時期Twitterで話にあがったなっていう理由で借りてテーマも分かってたけど実家の自室のテレビで見るのしんどいな……文学的テーマを探るより先に親に音だけ聞かれて勘違いされる可能性がキツい

しょっぱなから激し!! 部屋に入ってからにしろ客を汚え部屋の床に組敷くな!
いつきさんのこじらせ方パないな! 自宅の床!! 
西岡徳馬は嘘かい!3人で大合唱するし!!
……マジか東くん……、傷だらけだし履いてんのT字だし今作はそっち側までカバーしてんのか……と思ったらほんとすげーな東くん、小指!!小指ーーー!!!

領の「つまらない」という気持ちは誰にも共感してもらえない。しかし友人たちからの「普通」の強要だけが行われる。
しかし東くんは領を「普通」だと言う。
東くんへのお返しの気持ちはお互いを理解しあう友情のようなものかもしれない。
「普通」とは何か。「普通」がつまらない人はつまらない世界で生きなければならないのか。相手の望みを叶えて充足を与え、代価を得ることはそんなに汚いのか。

え?嘘でしょ婆ちゃん? 不整脈かと思ったわ「うん…」じゃないよ笑った
「りょー君!」バチン!!いてえ!!
マジかよ友達1、すげえヤケクソだしお前の方も大概やぞ、むしろお前の方が上では?

「私の世界とは違う」とは何か。それは結局一方的な拒絶に他ならない。自分を諦めさせるために自分に言っていたのかもしれないが。

静香さん……この物語のテーマ上避けられない問題をこの人が背負っているんだな……。我慢するのは難しい、そのセリフがここに効いてくるわけだなぁ。大事ゆえにしない。
最後の最後3人はどこにいるんだよ!笑
3人大合唱パターン再び

満たされない女性たちの中でまた、領も満たされずに生きている一人であった
そして領の母もまた、理由は分からないものの同じ道にいた。知らずに追いかけていたわけだ。

大丈夫か婆ちゃん幻覚まで……?
じいちゃん見てる中でするんかい……領も仕事とはいえ大変やな……と同時に始まるおしゃれな音楽にまた笑いが。

領、とは領域、または占領といった「所有」の意味。主人公の名としては「自分の世界を生きる」、セックスという「一つになる行為」の中で自分を持つ、もしくは相手から奪う、一緒になるというモチーフなのか…?
シリアスな中に滑稽みを帯びたエピソード、そして人それぞれがセックスという代償行為に何かを希求する、この構図は確かに自分が大好きな1900年代の文学の流れを引いていて、今まで遠ざけてきたけど現代文学も好きかもしれない。そう思わせてくれたこの作品は見て良かったな。
茶番

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