tiimi

娼年のtiimiのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
4.8
今まで苦手意識を持っていた松坂桃李さんという俳優を一気に好きになった映画。
すごくすごく良かった..
邦画いいなぁと思ったしこの世界観は日本でしか出せないかな。

久しぶりに良い映画を観たなと思ったけど他の人の感想を見てビックリ。
やはり映画は見る人の環境によって感想がここまで変わるものなのだとわかった。
たしかにセックスの内容はちょっと痛そう..って思ったりもしたとこもあるけどそれは監督さんの指示なのかなぁ。
私は鼻が詰まるくらいたくさん泣いたし心もギュッとなったし視野も広がった。
映画の中だけでなく実際に人というものは表に出せない性の悩みや寂しさを抱えているもの。
娼夫という仕事はもちろん法律上よろしくはないけれどこんな仕事があったら救われる人が多数いることも事実。
男性は性を発散できる場所があるのにね。

それにしても松坂桃李さん素晴らしかったなぁ。あの配役、下手したら失笑ものや生理的に無理な分野にいってしまいそうなのに見事に演じて色気を放っていた。
何よりも声が良いなと。声に惚れた。
あの演技をカメラとかスタッフさん大勢に囲まれてできるなんて..俳優さんって恐ろしい。
賛否両論ある映画だろうけれど私は好きでした。
tiimi

tiimi