ねことおでかけ

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男のねことおでかけのレビュー・感想・評価

4.0
◉進化につながる循環の仕組み
最前線で闘うクリエイターの仕事とプライベート。時代に流されず、どこまで自分を貫けるか。それ以前に自分らしいデザインとは何かに気づき、それを見失わず、かつ進化を続けること。闘う相手は自分自身か?

ファッションはアートではなく産業という意識と、生地工房の作り手への気遣いが、回り回って欲しい生地は世界中から手に入るという恵まれた環境を作っているんだろう。
服のデザイン以前に生地の質感、刺繍のディテールにもこだわることでドリスの服にはちゃんと血が通っているように見えた。

都会のオフィスと郊外のお城のような自宅は、雰囲気が全く違う別世界でとてもメリハリの効いた生活。それぞれの環境から受けた刺激がうまく循環して、仕事とプライベート両方の時間をさらに充実させているように見えた。

仕事で結果を出せている人ってやっぱりオフィスもプライベートな空間も両方に手を抜いてない気がする。
気負いなく両方とも自分が居心地のいい空間にすること。自然の草花が発している癒しとパワーを受け取る事は大事。

ラストのパリオペラ座のショーを製作段階からもっともっと観たかった!!16/17秋冬メンズコレクション。西海岸アーミースタイル!!!
なんでスタッフロールかぶせるんだ。。。

アイリス・アプフェルが出てて嬉しかったな〜
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