八

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男の八のレビュー・感想・評価

3.0
映画の色彩、音、構成。
何もかもが最高だと思えた。
ドリスのショーをトップで見ることなんて死ぬまでできないと思っていたから。
アトリエ、庭園。
美しい物作りをしている人は美しく丁寧に生きているのがよくわかる作品。
コリンの作り出す音も静かで繊細でとても素晴らしくて、心が穏やかになる作品だった。
今年でたジョニーの新譜も素晴らしいです。



ドキュメンタリーなので何気ないワンシーンが日常。
格好いいモデルさんだってわんこと遊ぶ普通の少年。
ドリスも己の美学を突き詰める普通の職人。
最後のオペラ座でのショーは圧巻の一言。
はてさて、今の日本にこんなに遊び心がある芯の強い人間はどれくらいいるんでしょうね。



内容がどんなに素晴らしくともお家で観ているわけではないので周りの環境に左右されるのも映画館の醍醐味。
良くも悪くも。
真後ろの人間がポップコーンをバリバリ食べるので
上に記した繊細な音も芳しい植物たちの香りもぜーーーーーーーんぶ
ポップコーンにかき消されました。
何を感じに来たんでしょうね。ふ
八