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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男のtomoneのレビュー・感想・評価

4.6
内容も映像も、個人的にひたすら好きでしかなかった。

自分のアイディアで自由に物や何かを作るって、私の場合、条件何もないんだ〜自由だーわ〜い、と一瞬は喜べるんだけれど、進めていくと、徐々にその自由さが自分を悩ませてしまう。本当にこれでいいのかなー、とか、本当にこれで伝わるのかなー、とか。コレをつい最近、学校で実感した。
絵で例えると、真っ白なキャンパス貰って、喜んでるのに、筆が進まず、絵が完成しない状況。(笑)
だから、ポップコーンみたいに次から次へとアイディアが出てくる人は、自分には無いものを持っているはかけ離れた存在であり、本当に圧倒される。

何か作品を見たり、自分が感銘を受ける物を見た時、これを作ったクリエイティブな人達の脳の中って、どうなってるんだろ、と思うことがある。だからこそ、このドキュメンタリーは本当に興味深い。そういう人種の人達の思考を聞くことができるので。


個人的に93?94?年のシルクを取り入れたコレクションと、96年のインドをテーマにしたコレクションがめちゃめちゃ好き。
それに、レディースも勿論なんだが、メンズのビジュアルが美しすぎて........。


そして、ただ恋人ではなく、互いに支え合い更に高め合っていけるパートナーがいること、本当に素敵。
それと、愛犬が可愛いすぎる愛おしい。

こういう作品が他にもあれば是非教えてください。
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