りた

ピンカートンに会いに行くのりたのレビュー・感想・評価

ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)
3.6
初日舞台挨拶にて。

個人的には、彼女達のこじらせとか想いとかよりも、子供時代にアイドルに救われた少年が、あの時見ることの出来なかった景色を自分の手で作り上げた、というところの方が断然グッとくる...!

過去の自分のためであり、今の自分のためであり、それが結果的に彼女達にも影響を与えた。
好きだけじゃない、救いだったからこそ熱くなれたんじゃないかなーと。

じゃなかったら、あんな物言いのおばさん(ごめんなさい)相手に、お金にならなさそうな企画をあそこまで労力割いてできないよ。

夢中になれる仕事、いいね。企画続かなさそうだったけど、そこが目的じゃないもんね、きっと。会社をうまく利用した、趣味半分の自分のための仕事。それもたまにはいいよなー。

そう思うと、大人の都合で結成させられ、彼の想いで再結成したピンカートン、、、
アイドルという組織への皮肉もあるのかしら、、、

子供時代と大人の表情作りや喋り方の違和感が全くなく、監督がキャラクターを徹底して叩き込んだのか、帳尻合わせをどの程度したのか、気になった。
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