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呪島 jutouのYSKのレビュー・感想・評価

呪島 jutou(2008年製作の映画)
1.1
玉石混交という言葉はよく聞きますが、石にも満たない作品たちにどんな顔をしたらいいかわかりません、だって笑ってあげることすら難しいから

さてこの作品は、秘境探検部とかいう恐らくはフリーセックスを標榜するサークルに所属する大学生男女が、無人島で思う存分フリーセックスしようとしたところ、ドッペルゲンガー的存在に襲われ皆殺しにされる作品です
とはいえ残念なことにセックスシーンはひとつもありません、大学生男女が3人以上集まったのにセックスしないなんてことあります?フィクションだからといって雑すぎます
いちおう唯一、「あっちに人骨が落ちてたんだぜ」といって女の子を山奥に連れ出したあげく、ロープで縛りあげてレイプしようとするシーンはありましたが、その男子はあっけなくドッペルゲンガーに殺されてしまいました
本来殺されるべきはフリーセックスにも関わらず抵抗した女の子のほうのはずですが、やはり同意がないのはいけませんね

ちなみにこのドッペルゲンガーですが、曰くもいきさつも昔話も伝承も何もありません、最初の夜に申し訳程度に怖い話が語られるものの、そこで出たエピソードと全くリンクしていないから恐らく関係ありません
そんなわけであっという間に半数以上が殺されたというのに、残された4人かなにかは疑心暗鬼になったりギスギスしたりしません、ドッペルゲンガーなんて仲間内で揉めるために出てくるはずなのになんということでしょう

ただですね、私この作品ですごいことを発見してしまいました
わかります?襲いくる怪異をドッペルゲンガーということにしてしまえば、登場人物及びそのギャラが一人分少なくて済むんです!
これは…ドッペルゲンガーの時代が来るかもしれませんね
その発見に免じて0.1点です
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