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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日のYSKのレビュー・感想・評価

1.5
ゴールデン街の一角でバーに立つ探偵としての顔をもつマリコが、FBIから人探しの依頼を受けるお話

いやなんかうん、微妙オブ微妙みたいな作品
全部で6のパートにわかれ、ふたりの監督が3つずつを担当しているようなのですが、どうにも功を奏しているようには見えません
そもそも6つのパートといってもマリコが主役として動いている話も3つくらいしかないですし、残りの3つが終盤1つに繋がっていく…ということもありません
しかもマリコが尋ね人を見つけたのもかなりの偶然ということで、真剣に探偵をしているようにも見えないし、有能な探偵という描写もないし、ひっきりなしに依頼がくるほどの活躍がないうえにとっちらかった6つのエピソードをまとめる推進力もなかったら何を見ればいいのでしょうか

あとエピソードの1つに消息を絶った娘を探している落ちぶれヤクザの話があるのですが、その娘がMM号に乗ってAVを撮影していると、落ちぶれヤクザがそうとは知らずにMM号の外張り鏡で髪を整えはじめ、鏡を1枚隔てて邂逅していたみたいな話があるのですが、そんな見ず知らずの、しかも鏡張りで周囲に人がいるような車に近寄って髪を整えはじめるなんて白痴にしか見えませんでした
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