9.11後にアメリカが最初に行った反撃が、まさか5万人vs馬に乗った12人の戦いだったなんて…
予告で衝撃を受け、楽しみにしてましたが、想像以上に素晴らしい作品でした。
そもそも12人ってのは無理があるやろ？って思ってたけど、空を制してるのはアメリカ。メインは空爆だけど、協力関係にあるドスタム将軍とその周りの関係性や、ドスタム将軍とミッツ大尉との友情の変化等人間関係が興味深かったですね。ドローンを使っての、俯瞰での撮影はすごい迫力でした。馬を使ってるからこその疾走感も出てました。
ジェリー・ブラッカイマー制作っぽかったな～。
ソー以外の作品は久々のクリス・ヘムズワース、大尉役がはまりすぎで！！アベンジャーズでは声の低さとか気にしてなかったのに、この作品の低音ボイスはセクシーすぎます！！
アクションシーンももちろんかっこよくて…馬が立ち上がる前後の銃撃戦とかしびれますね～。ほんとの奥さんと共演ってのも素敵。凄くお似合いな夫婦。
マイケルシャノン 大尉を支える准尉を好演。まさかの展開にはちょっと笑えましたが、動けなくても存在自体が頼もしくて良かった。
トレバンテローズと現地の男の子とのやりとりもほほえましい。
実話ですが、あまりに良くできてるというか、現実味にかける部分もありました。ラストの戦いが意外にすんなり終わっちゃってるとことか。(映画の尺の問題？)実戦経験が少なく人を殺したこともない大尉があそこまでうまく指揮をとれるのか？とか…あれほど悲惨な事件が起こった後に、冷静さを欠くことなく淡々と任務と立ち向かえるのか。。色々な訓練を受けた精鋭だからこそなのかもしれませんが。でもそれ以上に、兵士同士の関係性や人物像の描かれ方が凄く良かったですね。ラストの実際の写真を見ると更に感動が増します。
ただ、邦題はホースソルジャーってちょいださめなんで、洋題の『12 strong』のままのが良かったなー。(ボストンストロングと被るからか避けたのかしら？)
まさに12人がそれぞれ素晴らしく、ミッションを成し遂げるにはこの12人がいたからこその奇跡なわけで。いや～ハクソーリッジにも似た衝撃と感動でした。
