理想を描きながらも現実を生きるために諦めることって色々あると思うんですけど、本作ではそんな現実を生きる監督が、生放送という絶対に失敗できない状況に追い込まれて自我を爆発させるんですよね。最高。
極限の状況ではやっぱり理性より本能が打ち勝つし、その瞬間を見せてもらえるのってなかなかないからこっちまでゾクゾクする。最終的にその姿は娘の目にもちゃんと映っていて良いラストだったなぁ。理想ばっか追い求めるのは好きじゃないんだけどね。普段は現実を生きてるからこそ、理想を追求する瞬間が美しいんだと思う。
ストーリー構成はもちろん面白くて、冒頭37分がめちゃくちゃつまらないおかげで最終的に全部面白くなるのがすごい。書いていて意味がわからない笑
とりあえず感想全部がネタバレになっちゃうから早くみんな見て!笑