このレビューはネタバレを含みます
この映画、何かに似てるなーと思ったら、和牛の漫才と構成が同じです。笑
人の堪忍袋のギリギリを攻めて攻めて、待たせた分きっちり笑いで回収してくれます。
ゾンビ映画を撮る撮影現場で本物のゾンビが！？そこから繰り広げられるB級映画のようななんともきになる間延びした展開やセリフを、後半怒涛の勢いで伏線として回収し、映画館全体が笑いに包まれる。
予算300万円で映画制作ゼミのクラウドファンディングから誕生した話題作だったから、どんなもんかと思ったけどこれは度肝を抜いて面白かった。
後半コメディタッチで家族映画になってるところも、すきなポイントだったなー。
本当はこうありたいとか、諦めたくないとか、そういう青くて酸っぱい感じの蓋をしてた感情を、おじさんおばさんお兄さんお姉さんがいっぱいにすくいだしてもう一度大事にしようとする姿が、すきだったな〜！
無名の役者さんだけで構成された映画で、これだけの面白いものを作って楽しませてくれたのももちろんすごいし、予算の前提がなくてもただただ作品として素晴らしかった！
あとこれ何回練習したんだろう。ワンカットって本当にすごい。構成、演技、カメラ色々色々本当に緻密でした！
だから、やはり才能のある人をこういう形で作品としてよに出せるようなお金の回り方、すごくいいなーと改めて。
今年は邦画がアツい！気がします！！！みんなも是非観て！！！！
