「映画」というコンテンツだからこそ面白い作品。ドラマでも漫画でも小説でもなく、まさに「カメラを止めない」で撮り続けるからこそ面白さが成立する。
有名な俳優がいなくても、特出したイケメンや美女がいなくても、CGがなくても、多大な製作費をかけなくても、面白い映画は作れる!!ということを映画界に、世に知らしめた痛快な作品。
「カメラを止めない」はそのまま「人生を止めない」にも落とし込める。
どんな人生も、こんな風に裏はドタバタ劇なんだろう。台本通りにしたくても、予想外のことは起きるし、ハプニングも起こるし、決して順調にはいかない。それでも、人生(カメラ)は止められない。周りの人たちと協力して、カメラを回し続けるしかない。
構成の巧みさに加えて、メッセージを押し付けない心地よさに驚かされた作品。