カメラを止めるな！のよるこのネタバレレビュー・内容・結末

廃墟でゾンビ映画を撮るチーム、監督のこだわりでもう42テイク目。うんざりする主演女優、俳優にメイクさん、そこに本物のゾンビが現れて、惨劇が起こる。

劇中劇が終わり、撮影から1ヶ月前に時は遡る。
バラエティの再現Vを撮る監督と元女優の妻、監督志望の娘の一家、お父さんにワンカット生放送ゾンビTV番組の依頼が来て、一度は躊躇するものの娘の好きな役者が出ることから見直して欲しくて監督を引き受けるものの、役者は曲者ばかり。
理屈っぽい主演俳優、事務所NGを盾に要求を通すアイドル女優、アル中の年配男優、子連れのメイク役女優、お腹の弱い音声役、気の弱い助監督役、不倫中の監督役、腰痛持ちのカメラマン。リハを重ねるも先行き不安な中、当日メイク役と監督役が共に事故にあい、現場に来れなくなる。
あと2時間で生放送の撮影が始まる…監督は自分、メイクは妻でなんとか開始するも、次々とトラブルが巻き起こる。
クライマックスは壊れたクレーンの代わりに人間ピラミッド。

父と娘の絆も盛り込みながら、テンポよくギリギリの連携で作られていく番組の裏側が面白かった。
不自然なシーンのネタバラシも二段構成という形で伏線回収していくのも、低予算ながら秀逸。
特殊メイクの裏側が特に面白かった。