愛する故に・・この時をも奪いたいという衝動
待たせる男への仕打ちとしては極めすぎている
確たる拘りを持ち妥協のないレイノルズ
動きの多い粗野とも言えるアルマ
二人の越えられない隔たりは
あの音であって
あの音が全てである
姉(シリル)と弟(レイノルズ)の「阿吽の呼吸」には程遠い女達
ぐいぐい引きこまれるのは
手中に嵌まるかの不安定な心の揺れ
自らが気づかないところで
嫉妬は沸々と煮えたぎる・・
【余談1】
個人的にはアルマという女性は苦手な部類
現代の日本にもいるであろうけど
【余談2】
この作品が好みの方へ
ジョセフ・ロージー監督の
『召使』(1963)を勧めます
【余談3】
レイノルズをホアキン・フェニックスが演じていればホラーに・・?