ファントム・スレッドの作品情報・感想・評価

ファントム・スレッド2017年製作の映画)

Phantom Thread

上映日:2018年05月26日

製作国:

上映時間:130分

あらすじ

舞台は 1950 年代のロンドン。英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びる、オートクチュールの仕立て屋 レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)。ある日、レイノルズは若きウェイトレス アルマ(ヴィッキー・クリープス)と出会う。互いに惹かれ合い、レイノルズはアルマをミューズとして迎え入れ、魅惑的な美の世界に誘い込む。しかしアルマの出現により、完璧で規律的だったレイノルズの…

舞台は 1950 年代のロンドン。英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びる、オートクチュールの仕立て屋 レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)。ある日、レイノルズは若きウェイトレス アルマ(ヴィッキー・クリープス)と出会う。互いに惹かれ合い、レイノルズはアルマをミューズとして迎え入れ、魅惑的な美の世界に誘い込む。しかしアルマの出現により、完璧で規律的だったレイノルズの日常に変化が訪れ…。やがてふたりがたどり着く、究極の愛のかたちとは―。

「ファントム・スレッド」に投稿された感想・評価

miosium2

miosium2の感想・評価

4.7
オートクチュールの映画も好き、こんな(意味深)愛の映画も好き。私のお気に入りが完璧に融合している、素晴らしい映画でした。
ノーブルな雰囲気を味わえる映画で極上の気分に浸れる…と思えたのも束の間だった。あのがさつな女性が出てくるまでは!
その感覚を私が味わった以上に主人公のレイノルズも感じた事でしょう。
彼は繊細で完璧主義のオートクチュールデザイナー。無神経でがさつな若い女性アルマに恋をして理想の形に仕立て上げていく…つもりだった。それが、彼女に振り回され、いつの間にか、異常なあの「きのこ」を使った愛情表現までも受け入れていく事になる。
この互いを独占したいという究極の恋愛映画に私は戦慄を覚えた。
scarface

scarfaceの感想・評価

3.8
PTAがこのような映画を撮ったことがショックだった。ただ、これは必然だし、とても大事なことだから認めるしかない。人生は進んでいくし、その中で覚知することも様々ある。この境地に達したPTA監督を尊敬します。
100点 凄く良かった‼️
こんな時代に生まれ、お洋服を着る楽しみを体験したい。
異常なまでの繊細さ。主人公が拘る繊細さが無ければ物語は成り立たない気がした。優雅で美麗。異常なまでの愛の形すら「その人の芸術」にさえ思えてくる。
m

mの感想・評価

3.4
機内で鑑賞。
洋服を作るシーンは好きだけど、その他の愛情表現の仕方は理解し難い。
上流社会の世界を彩るオートクチュールのアトリエを舞台に昏い微笑みに包まれているホラー作品。
エレガンスな衣装・美術・音楽が織りなす美しいスクリーンの中の空間は最も醜悪な「人間」という存在を包み込み隠そうとしたのに、反対に引き立たせてしまったように思えた。

愛憎とはよく言ったもの。
恋をして、愛することを知ってしまったと同時に相手にも自分と同じ熱量で愛されたいと願う。
それが叶わないと分かってしまった瞬間にどうなってしまうのか?
届かない想いに絶望し相手を憎む。
そして、相手を支配することによって自分のモノにしようとする…。
ヒロインはある意味「愛の勝者」になったのだろう。
作戦名は「きのこ料理」で。

ダニエル・デイ=ルイスのマザコンかつ身勝手なダメ男ぶりに少しでも心当たりがある、特に男性は「きのこ料理」で「敗者」になる事はないと思います…今のところは。

中毒性の高い映画だと思いますが、だからこそ好みが分かれる作品かな。
258

258の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

愛は呪い 他者からどう見えていても、2人だけにとってユートピアならもう、それは愛そのものだよね
パンダ

パンダの感想・評価

4.0
画面が計算されたような緻密さで日常が映し出され、食器や料理の音など際立っていた。

画面全体の室内の様子が整然とした美しさがあった。もちろん衣装も素敵で絹づれの音も心地よかった。

その中で、登場人物の心理がが、静かに伝わり、どうなるんだろうというスリルや怖さを感じる時間が流れていった。
嫉妬、憎悪の「激しさ」を求めている人は少しズレを感じてしまうかも知れない。

しかし、食事のシーンはとても良くできており
空腹で観ると映画館を出てレストランへ駆け込んでしまう程。

人物の心情変化を食事の(音)で表現したのは斬新で面白く、分かりやすかった。


人によっては難しく感じるかもしれないが
わかる人にはすんなりわかる作品。

そして終始流れ続ける、ドレス、仕立ての映像は切り取って美術館に飾れる程美しい。ドレスを着ない男性ですらそう感じるレベル。

少し眠気も感じたが個人的に記憶に残る作品のひとつとなった。
ジロ

ジロの感想・評価

4.2
はあ、美しかった…どこまでも何もかもが美しい世界でうっとりした…
身支度のシーンが最高。老け込んだおっさんが手入れされたおじさまになる過程…ドキドキする…

コッポラの「ビガイルド 欲望のめざめ」みたいなサスペンスっぽい雰囲気もあり。キノコ!

音楽がまたこの美しい世界を引き立てていて素晴らしかった。

恵比寿ガーデンシネマにて。
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