ドレス造りとドレスを愛した男が、とある女性との出会いで価値観が変わっていく話し。
あたしにはものすごく歪んだ愛で結ばれている2人にも見えたけど、最初から最後まですごく上品に話が進んでいくから、歪んで…
いつものポール・トーマス・アンダーソンとは少し軌道は異なるものの、しかし、これもまた1つの父性の挫折のように僕には感じられる。このことは、フィルモグラフィを概観するように『マグノリア』(1999年)…
>>続きを読むドレス、建築のディテールに車、と目に入るものが美しい。ダニエル・デイ⁼ルイス演じる美意識が高く気難しい仕立て屋と、彼を唯一理解する姉 (レスリー・マンヴィルはこういう演技もよい)。
ホテルのレスト…
作中のオートクチュールの完璧主義を体現するかのようにどの場面を切り取っても完璧な構図や美しい衣装、ジョニー・グリーンウッドの音楽など見どころがあり過ぎる。
「あなたには無力で倒れていてほしい」
P…
オートクチュールの仕立て屋が、自分の完璧な世界に囚われ、そこから抜け出せないまま彼を愛する人を傷つけていく。飢餓感がないと芸術は生み出せないというけれど、彼を愛する平凡な恋人がすごい方法で彼の閉じた…
>>続きを読む観ていて、何故かモニターのサイズが大きくなったような錯覚を覚えました。
窓から差し込む日差しに照らされた肌の白さは強い光を想起させるものでしたが、光の広がりが何気に非現実的な狭さとなっていて、さらに…
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