1950年代ロンドン、高級仕立て屋のレイノルズは50代まで独身主義を貫き仕事一筋で生きてきたが、そこで若きウェイトレスのアルマと出会い…
『ゼアウィルビーブラッド』の黄金コンビ再び！
!!ポール･トーマス･アンダーソン監督!!
&
!!ダニエル･デイ･ルイス主演!!
のロマンス映画。
アカデミー8部門ノミネート、衣装デザイン受賞！
大阪ステーションシティとやらを行ってみたかったので鑑賞。
一ヶ月大阪出張映画館鑑賞第一弾！
「呪われることなく」
PTA監督とデイルイス主演という時点で、甘々なロマンス映画など毛頭期待していなかったが、
こいつは恋愛映画どころか、男女の主導権争いをめちゃくちゃ高度に美し描いたドラマでした。
１㍉のミスも見逃さず完璧な芸術でなければ認めない仕事人レイノルズと自分の主張は曲げない若きアルマ。
最初はそんなアルマがレイノルズのこだわりや細かい自分ルールに準して、
昭和の日本のような「亭主関白」的夫婦へとなっていく様子を映していくのかと思ったが…
PTAだしそんなはずもないですね(笑)
まさに”狂愛”という言葉がふさわしい作品。
男性諸君は、特に自分の彼女を”型”にハメたがる男性諸君は是非この映画を鑑賞してほしい。
女性はあなたがたのマネキンではないのだ。
主演のデイルイスは今作で俳優引退。
アカデミー３回受賞の憑依型俳優は今作のために１年間仕立て屋で修業したそうなｗ
イケオジかと思いきや超絶めんどくさい系おっさんを怪演！とんでもないです。
引退したら仕立て屋になるそうです。影響受けすぎ(笑)
あとはヒロインのアルマの絶妙にどこにでもいそうな感じと、
お姉ちゃんのシリル役がゆばーばみたいでよかったです。
とにかく色んな意味で恐ろしい傑作。
カップルで見る場合はご注意を…
個人的に気になる点はネタバレコメントにて
PTA監督好き、デイルイスの引退作を観たい方、そして恋愛の主導権は自分が握りたいという男女どちらにも是非オススメしたい作品。
