子どもが薬物に依存してしまったら、親はどうすれば良いのか?に真摯に向き合った作品。
誰かが富を得るために、誰かの健康が損なわれ死に至ってしまう連鎖。
資本主義社会の闇で、蔓延してしまったらもう止められない。
その中でどう生きるかを選択しなければならない。
どうにもならない不安要素は、どこまでいっても消えない。
そんな闇を映し出している。
健康を取り戻すために投与していた薬の影響で薬物依存になってしまったら、そりゃ恨みも募るだろう。
ジュリア・ロバーツが気丈な母親を演じていて、苦しみが伝わってきます。
なんとも救いようのない話で気が重くなります。
ひとつ気になるのはジュリア・ロバーツの家族構成です。
息子の父親がどんな人だったのかはよくわかりません。
娘はしっかり者。
再婚相手との間には二人の子どもがおり、産んだのか連れ子なのかもよくわからない。
ストーリーとは関係のないところで、複雑さも漂ってきており、その辺も掘り下げてくれると良かった。
最後の方の息子を延々と探す件は、そこまで時間を割かなくても良いように感じたので。