ダイセロス森本

ベン・イズ・バックのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)
4.2
19歳の薬物依存症の少年が家に突然戻り、家族は唖然。母はクリスマスくらい、と家に迎え入れ、彼を信じたくても信じられない葛藤にかられる。とても美しく悲しいひとつの家族の物語。

アメリカでは当たり前の薬物依存症。私の住む地域でも大麻が合法で、中毒になりそのままホームレスを続ける若い世代の子供たちを沢山町で見かける。give me some money.そういいながら、合法である薬物に依存する。
居場所を失い薬物に手を出した孤独な少年だった。

ジュリア・ロバーツの演技力の高さに本当に驚かされる。そして同時期に公開のゲイ役でも知られるルーカス君の演技力も見もの。ふたりでの掛け合いは本当にそこにリアルな家族がいるような気がして、苦しくなる。

彼が絡んでいた薬物仲間たちに引っ張られ、問題が起こり…
終わりのほう鼻ぐずぐずしながら見てた。もう涙なしでは見られない。

めちゃくちゃ泣いた。
この展開は「beautiful boy」に似ているけれど、こっちのほうがリアルかもしれない。なんでだろう。こっちのほうがしっくりくる。