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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~のyrkのレビュー・感想・評価

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バンドマンと付き合ったことのある人なら、少なからず感情移入してしまう部分があるのではないか。
(私は感情移入してしまった)

**ここからは映画の感想(一部ネタバレあり)**
彼の圧倒的な自信に惚れて夢中になるのに、変わらないことに呆れて苛立ってしまう。

あるシーンで彼女が「いいよ」と言ったあとの彼のセリフ。
「それは女の”いい?" 男性の"いいよ"は本心さ。でも女性の本心は口先だけで、実は相手を責める気持ちや怒りを含んでる。男に罪悪感を感じさせるためだ。でも"いい"といったら文句は言えない。たとえ君の声のトーンが感じ悪くてもね。それが女の"いい”だ」(そのあと、彼女激怒)
という言葉に胸が痛くなった。
一方的で凄い嫌味に聞こえるけど、正直言い返せない。

前半の彼があまりにも自堕落で救いようがない。ストーリーも何かが起こるわけではないけど、主役のジェシュがはまっていて見ていられた。
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