怖い。ジム・キャリーの禅問答。どっからが本当で偽物なのか。そうしたジム・キャリー自身の問いと自らのこれまでの出演作が絶妙にリンクしている模様が、本人と関係者による過去現在のインタビューを交えた形で描かれる。
途中、これが一体誰のドキュメンタリーなのか分からなくなりそうだったが、ジム・キャリーの激しさが周りも巻き込みながら作用していく様子に半ば引きつつ、そのストイックさに観ているこっちが疲れてきた。
初めシュークリームを食べながら観ていたから、乾燥してふやけた唇の皮とシューが混じって自分は今どっちを食べているのか分からなくなってきた。シュークリームは美味しいからシュークリームの皮だと思って食べていたが不気味に感じた。
そうこうして本ドキュメンタリーを終える頃には、インタビューに答えるジム・キャリーの佇まいが教祖様みたいに見えてきて怖くなったw
