このレビューはネタバレを含みます
従兄弟と鑑賞。
渡部秀、三浦涼平、福士蒼汰、佐野岳、西銘駿がカメオ出演で話題の平成仮面ライダー劇場版シリーズ！
これまでの仮面ライダー劇場版シリーズで、もはや見て見ぬ振りをされてきた【テレビ版との繋がり】にまったく手を抜かず、
テレビの時間軸からズレないタイムラインで、ストーリーを妨げず、映画を見た人だけが先行して(あるいは限定して)知る事実を与える
という脚本の妙を体現しており、まったく無理がない。
この実現のために、伝家の宝刀とも言える設定が盛り込まれており、それが【別世界とは時間の流れるスピードが違う】というもの
このおかげで映画本編で明確に「劇場版の内容は別世界で起きたことで、これはビルドの世界では一瞬で終わってるんだよ」ということを説明してしまうため、時間軸に無理がない。
確実に一回しか使えない脚本上のリーサルウェポンだが、平成FINALの大盤振る舞いとしてありがたく受け取りたい。
加えて脇を固めるレジェンドライダーの復帰について、しっかり理由づけとそれぞれのこれまでとこれからを描けていたのが素晴らしい。象徴する変身シーンも一人一人長尺でサービス精神旺盛。
特にオーズは個人的にファンの人間が制作側に交じっただろうという気合の入りっぷり。
旧来ファンも現行ファンも納得の一作だと思います！ひさびさに燃えた！
