このレビューはネタバレを含みます
原作全巻所持のファンとして視聴。
原作ファンは最後の屋敷とアゲ太郎の2DJシーンの為だけに行く価値は絶対にある。
原作ファン以外にはオススメできるかどうかわからないけど「渋谷」によく行く人にとってはご当地映画のハズなので渋谷の人にはオススメ
原作から色々変えてて、一部納得いかない所もあるんだけど（しぶかつの店内のノリをウェ～イ系にしてしまったアゲ太郎とか）それでも映画で誇張して見せるって意味だと結構理解はできる。
原作が「アゲ太郎の失敗をとんかつで得た知見で挽回する」「アゲ太郎は基本やる気無いぐーたらの不真面目バカ三代目」ってのがあってそれを踏襲してるので、失敗をするし観客のヘイトはガッツリ稼ぎます。
ただ、それをちゃんと最後の大会で昇華してるので、いい映画だと思います。
あと、DJ.KOOね。
この映画だとオイリーさんはすっげークソ野郎になってまして
家賃滞納で家追い出されそうになってる所をアゲ太郎騙してホテルの3代目の所に転がり込んでるんだけど
そのオイリーさんがアゲ太郎にDJを教えずに「DJ.KOOさんがDJを教えるうっさんくっさいVHS」を渡して
めっちゃ長尺でDJ.KOOさんが出る。
ので
KOOさん好きは行っとくといいかも
盛り下げる所はガッツリ盛り下げて
ちゃんと正統派に盛り上げるのが最後も最後の方なので中々他人には勧められないけども
原作ファンは行っとけ！って映画でした
オイリーさんと屋敷のキャラがガッツリ変わってるし
アゲ太郎が「とんかつとDJは同じだ」って気づくのめっちゃ遅いし
アゲ太郎にDJの道を歩ませたDJビッグマスターフライは出てこなかったりするし
アゲ太郎が京都編終えてないし伏線もなくビートメイカーになったりもしてるけど
そこは三代目ラップと含めてご愛嬌という事で（三代目ダンサー達は良くも悪くも原作まんま）
是非次回作として京都編やってほしくもある。
とんかつは最後の最後に1枚だけ揚げます。
原作の最初のとんかつエピソードね。
あと、この映画に苦言を呈するなら
映画館にサントラ置いとけよ！CD売るタイミングのがしてるよ！とだけ言わせてもらいたい
