映倫通さないってことは普通の劇場では上映出来へんし、放送は勿論、レンタル屋さんに並ぶことも無いのか?限定上映!の口コミに煽られ渋谷へ（VODサービス「VICE PLUS」で配信予定あり、こちらは18歳以上）。
初めて行く場所で勝手も分からんし中入ったらめっちゃ狭いし満席やし、映画観に来たというより見世物小屋に来た気分。
でも見世物映画、面白かった!小林勇貴監督作品は1本しか観てないんでアレやけど「全員死刑」より断然こっちの方が面白かった!!
スピーカーを足したのか大音量ってのもあって思ったより良い視聴環境。
キャッチコピーは「健康を超えて不死身になるのです!」
健康とは程遠いモンばっかり出てきますけど(ﾟДﾟ；)
チンコ・マンコが出てもボカシなし、放送禁止用語にP音なし、児童はしばかれ、吐瀉物と吐泥だらけ、年寄りが毒を吐き、新興宗教にシャブ、刺青、レイプ、スプラッターにマッドサイエンティスト、暴走族に化物老婆とあらゆるタブーてんこ盛り。
やっちゃいけないっていわれてる事全部やってみた!的な子供の悪ふざけで終わらず、
「ダメっていわれてる題材を扱ってもエンターテイメント映画として成立する」ってことを自ら作って証明してるのが凄い。言うだけ番長が多いこのご時世に格好ええなぁ～
観る人を楽しませようという気持ちと映画に関わった人達も楽しそうなのが伝わるので罪悪感なく笑えた。
「全員死刑」の時よりエロく撮ろうと工夫がみられるのも好感（工夫がベタ過ぎるが初心な27歳ぽくて笑える）。
アクションの見せ場はなんといっても、13人フルチン銭湯大乱闘!
健康ランドや銭湯でヒヤリハット経験がある人は分かると思いますが、大浴場で全裸でドロップキック（スタントマンちゃいますよ）てΣ(ﾟДﾟ)
ハイロー鬼邪高校でおなじみ一ノ瀬ワタルって元格闘家やったのか。
そういや夜の漁港バトルでもう一人格闘経験者がいてましたな。
堀内理世ちゃんの日本刀アクション、もっと見たかった。
全編iPhone7plusで撮影とか。だから録音状況がよくない部分があるのか、と思う程度で素人には凄さも違いも感じず。
制作費500万（他レビュー調べ）で同じモン撮れる人おらんやろうなぁ～。小林監督、そして西村プロデューサーの人間力を上映後のトークショー?でも感じた。
本編最後「つづく」のクレジットに歓声が!!
VICE Japanさん、よろしくお願いします。
