koumei

恋は雨上がりのようにのkoumeiのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
3.7
ケガで陸上を諦めた女の子がファミレスの店長に恋をする話。
冒頭に芥川龍之介の羅生門が出てきて複数回登場するように、登場人物の心理描写が羅生門のそれと重なるように出来ている。
陸上を諦める、小説家を諦める→勇気を持ってもう一度チャレンジする
生きるのを諦める→婆さんの話を聞き生きる勇気を持つ
というのが重なっている。
面白いのは、何かにチャレンジし続けることを、同僚の売れっ子小説家が「執着」と呼んだように、チャレンジし続けることが必ずしもポジティブな意味だけでは無く、執着と呼んでいることが面白い
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