この映画はモデル・小松菜奈を拝むためにある。ファミレスの制服、学校の制服、スポーツウェア、部屋着、空手チョップTシャツ、などなど、なんでも華麗に着こなす小松。それプラス、原作の雰囲気を上手く掴んでいる淡い映像美。この二要素だけで永遠にいけちゃう。ラストの小松長回しのシーンは、あのまま1時間くらい観続けられると本気で思った。被写体としてのポテンシャルが半端ない。画が持ちまくる。
ただ、OPとEDの曲が映画の空気感とはかけ離れていて、かなり安っぽく感じた。劇伴と呼応するような、統一性のあるテーマ曲の方が良かったんじゃないかと、個人的には思う。