オープニングのテロップの入れ方とか小松奈菜が走るときのカットとか、ワンカットが絵になるように丁寧に作られていてとてもよかった。
あきらの周りの大人たちとの関係や、陸上部のメンバーとの友情、夢への挫折からの立ち直る姿、どのエピソードも丁寧に描かれていて脚本も良かったな。嫌な人が出てこないから、あきらの心情にひたすら寄り添って見ていられた。
家族以外にも支えになる大人がいるのっていいなと思えた。
店長みたいに誠実に対応してくれる人って現実には中々いないのが残念だけど。こんな人が増えたらいいのに。
ラストはそれぞれに明るい未来を予感させる終わり方で、雨上がりの明るい気持ちになれる映画でした。