世界一の大富豪ジャンピエールポルナレフ。
大富豪ゲティの孫が誘拐され、足元を見た犯人は1700万ドル要求。資産50億以上だから払ってくれるやろと母親が思っていたら、ビタイチ出さないとのこと。
ゲティが明言している、金を出さない理由は「いっぱい孫いるから、ここで身代金払ったらドンドン誘拐されるやんけ」というもので、ここはマジでごもっとも。孫を愛していると発言していることも加味すると、守銭奴と極端に批判するのは違うかなと思うし、むしろ個人的にはプラスよりのプラマイ0かなあ。ただその場合は、ラストのゲティは超甘ちゃんですけどね。だがしかし、だからといってお金払っとけば良かったねとはならない。
ちょっと気の強そうな童顔系のミシェルウィリアムズこと母ゲイル。その容姿があればゲティの財力に頼らんでも良かったと思うのは半分、下衆な冗談だけど、4ヶ月もの間ゲティがなんとかしてくれるという思いに浸っていたのも事実なんだよなあ。彼女には最後に「計画通り」っていうニヤリ顔して欲しかったよ。
チェイス氏の交渉術についても賛否思うところ有りで、それぞれのキャラについて、それぞれのタームで、喧々諤々できる映画でもある。そして何より長時間なのに飽きない。ごっそさんでした。
