しょうや

ゲティ家の身代金のしょうやのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
4.0
某スペイシー氏の騒動により一時はどうなることやらと思ったが、代役もすぐに見つかり撮影もすぐに終えられ公開に至った今作。
重々しい内容だと思っていたが、ストーリー展開もトントン拍子に進み登場人物の心情や言動行動など繊細に描かれていた。正に華麗なるサスペンス。特に石油王で世界一の金持ちジャンポールゲティ、金持ちだからこそ抱える苦悩には常人からは理解され難いものであった。
リドリースコットには毎度毎度頭が上がらない。急遽代役として抜擢されたクリストファープラマー、彼の演技力と貢献力にアカデミー賞ノミネートは妥当であった。今作の1番は母親を演じたミシェルウィリアムズだろう。子供を誘拐した誘拐犯、集るマスコミ陣、夫、警察らとの奮闘劇は観ているこちら側をも刺激する。それと原題がAll the money in the world とてもイカしてる。
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