山好き春のパン祭り

リヴァプール、最後の恋の山好き春のパン祭りのレビュー・感想・評価

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)
4.0
恋愛モノ、メロドラマと片付けるにはあまりにも色々美しくて
アネット・ベニングがこんなに甘く囁くように魅力的でセクシーで可愛いい、そしてあまりにも色々抱えた大人の女を演じるとは思わなかった。キャプテン・マーベルからのアップダウンが凄すぎる。グロリア・グレアムのコケティッシュさと老いに対する恐怖心、病床のシーンの弱々しさとの対比やら表現に脱帽…
それを効果的に見せる視点やシーンの切り替えや
光の使い方
アネット・ベニングの圧倒的な女優力との対比に、愛を知った割と普通寄りでリアルな若者という抑えた演技のジェイミー・ベル
これは出張り過ぎても抑え過ぎてもこうはならかったというすごいキャスティング
そしてマージーサイド男子らしい歩き方に、ちゃんとスカウス(リバプール訛り)いれてきた

ピーター本人の自伝だから早く映像化すればよかったのにと思う反面、アネット・ベニングがこの年齢この肌質になるまで待ったのでは?と思う程に彼女しか演じられない





ところでなんでそこエバートン入れてきた?
これイングランド フットボールをご存知なかったら?なワンシーンでは
えばーとーーん!って叫んで写真撮る事、実はリバプール市民の誇りを示す意義あるシーン
多分映画好きなリバプールサポーターが世界中でずっこけた瞬間
わたしは映画館で椅子から落ちそうになりました